生徒が言うことを聞かないなら、聞きたくさせてみましょうよ?

こんにちは!
 
こころを調律するピアノの先生の、ばばっちです。
 
先日「そろそろ満開かなー?」と思わせていた桜が、一気に咲き誇りました!明日は雨だから、一瞬の見頃かも…。
 
みなさんのところは、どうですか?
 
 
さて、今日は、ある生徒のレッスンでのことを、ここでお話してみようかな、と思います。
 
ぼくは「生徒が自発的に行動する」と言うことを大切にしているので、レッスンで、あまり指示をすることがありません。
 
もちろん、全てがそう!と言うわけでもないのですけれど。
 
レッスンで取り組む曲やプログラムを、生徒に決めてもらうことも、多々あります。
 
 
今回お話する生徒は、幼稚園生の子で。お教室にあるオモチャ(レッスングッズ)に、いくつかのお気に入りがありました。
 
いつものレッスンだったら、そのお気に入りのオモチャで遊ぶことはOKだし、なんなら、どのオモチャを、どの順番で、どのように遊ぶか、も、その子が決めます。
 
 
だけど。
 
これから先、この生徒が大人へと成長していく中で、自分の都合で全てを決めることが出来る、なんてことは滅多にないですよね。
 
お互いに話し合いながら、お互いの良い部分を見つけて、時には全てが通ることもあるえけれど、そうでないときもある。なんでも、かんでも、自分の思い描いたシナリオにするのは、なかなか大変なものです。
 
 
その子を見ていて、いつか、そう言うところにも、一緒に向き合っていきたいな、と思っていました。
 
と言うことで、作戦決行です!
 
 
その生徒の要求を受け入れることは、軽く、に留めて。こちらも要求を通して、レールに乗せさせる、と言うことをしました。
 
まー、そんなことをしたら、容易に想像出来る通り「荒れる」のですけれど。様子を観察しながら、100%要求を飲む、100%要求を飲まない、ではなく、数%要求を飲む、数%要求を飲まない、と言う駆け引きの中でレッスンを進めてみました。
 
 
具体的には、生徒は「オモチャAで最初に遊んで、オモチャBを楽しんでから、ピアノを弾く」順番でやりたい。でも、ぼくは「オモチャAは、ピアノと絡ませて使いたいから、先にはやりたくない。だって、1回やったら、もうやりたくなくなるよね?だから、オモチャBから始めて欲しい」って感じの、駆け引きです。
 
なんか、文字にしてみると、この駆け引き、ちっさ!(笑)
 
 
だけど。
 
こう言う小さい駆け引きから、生徒の「上手くいった!」と言う体験につながっていくと、生徒達は、少しずつ、ぼく達の要求にも答えてくれるようになりますから…。
 
ぼくにとっても、勇気がいる行動ではあるのですけど。挑戦せずには、いられません。
 
 
 
 
 
【こころと気づきのしつもん】 
 
Q.未来のために、どんな駆け引きをしますか?
 ↓
[ぼくの答え]
Win×Win目指して、ちょっとずつ、こっちも見てね!な駆け引き。
 
 
 
 
 
あなたの答えは、なんだろう?